こんにち歯科医師nです。10月になり、過ごしやすい気候になってきましたね。

 

今ではよく聞く全身麻酔ですが、その始まりはご存じでしょうか。

 

1804年10月13日(約220年前)に世界で初めて

和歌山の華岡清州先生による、全身麻酔下に手術行われた日です。

麻沸散(通仙散)とよばれる、麻酔薬を飲んで、

意識がなくなってから手術が行われました。

手術は乳癌の摘出術です。

麻沸散の処方は伝わってないようです。

 

世界では1844年にアメリカのH.Wells先生が笑気麻酔にて、ご自身の抜歯を行い、

無痛だったことが記録に残っています。

ただし、翌年の公開手術(抜歯術)では失敗しています。

 

技術の確立には大勢の方の努力があったことと思います。

 

追伸

華岡先生のご子孫が北海道で麻酔科医をしているそうです。

医療法人阡周会