【スタッフブログ】熱中症と口腔内の症状
こんにちは、歯科医師nです。
梅雨が明けて、熱い日が続きますね。
皆様は熱中症にご注意して下さい。
熱中症ですが、脱水になっていることが多いので、脱水による、口腔内の症状をいくつか紹介させていただきます。
1)喉が渇く
2)口の中がネバネバする。
3)唾液が泡立つ
4)飲み込みにくい
5)食物が口に貼り付く
6)口の中が熱い
などです。
脱水により唾液量が減少するために出てくる症状です。入れ歯の違和感が大きくなる方もいらっしゃると思います。
唾液の減少はう蝕や歯周病のリスク因子ですので、ご注意して下さい。
水分補給は少量を回数を増やせばよいです。
ただし、お茶やコーヒーはカフェインによる利尿作用があるので効果的ではありません。
アルコール類はアルコール分解時に水を使いますし、利尿作用もあるためお勧めできません。
炭酸飲料は1日8リットルくらい飲む必要があると言われているため、現実的ではないうえ酸蝕症のリスクも高いためお勧めできません。
経口補水液やスポーツドリンクは水のみ吸収するため、短時間、多量の摂取は水中毒の可能性があります。
摂取にはご注意くださいね。
適切な水分補給を行いながら、暑い夏を乗り切りましょう。