「最近歯茎がぶよぶよとしている」「歯磨きすると出血する」そんな経験はありませんか?腫れた歯茎は、不快感や痛みを伴うことが多く、無視していると症状が悪化してしまうことも…。
歯茎の腫れにはいろいろな原因がありますが、適切なケアをすれば多くの場合改善が期待できます。
歯茎が腫れる原因や対処法についてまとめてみましたので、ぜひご参考になさってください。
歯茎の腫れのほとんどの原因は口内の不衛生によるものです。
口の中が不衛生な状態が続くと、細菌が繁殖しやすくなります。細菌が繁殖することで、歯周病や虫歯が進行し歯茎に炎症が生じて、腫れたり痛みが出たり、という症状につながります。
歯茎が腫れる主な原因の一つが、歯周病です。
歯垢や歯石の中にいる細菌が歯茎に炎症を引き起こします。適切な治療をせず歯周病を放置しておくと、歯を支える骨にまで影響が及び、歯を失うリスクが高まります。歯に関する二大疾患の一つです。
二大疾患のもう一つは虫歯(う蝕)ですが、こちらも歯茎に影響を与えることがあります。特に、歯の根元の歯茎に近い部分に虫歯ができると、歯茎に影響を与えやすくなるため、早めに虫歯を治療することが大切です。
強く歯を磨きすぎたり、歯茎を傷つけるような磨き方をすると、歯茎が腫れる原因になります。歯ブラシの選び方や使い方にも注意が必要です。
特定の薬の副作用で、歯茎が腫れることがあります。抗てんかん薬や免疫抑制剤、降圧剤などがよく言われています。服用している薬が歯茎の腫れに関係しているかもしれないと感じた場合は、医師や歯科医師に相談しましょう。口腔内を清潔に保つと発症しにくくなると言われています。
神経の処置を受けた歯では、歯の根の先で細菌が繁殖し、歯茎が腫れることがあります。
ストレスや疲れが溜まると免疫力が低下し、歯茎が腫れやすくなります。歯茎の腫れだけではなく、口内炎ができたり歯ぎしりによる歯肉炎が起こることもあります。
応急処置として、歯茎が腫れている場合、まずは冷やすことが効果的です。冷たいタオルや氷をタオルで包んで腫れている部分に優しく当てることで、炎症を抑える手助けになります。冷やすことで腫れや痛みが軽減する場合が多いので、急なトラブルにはこの方法を試してみてください。
口内を清潔にすることが、歯茎の腫れを抑える基本です。食後はしっかり歯を磨き、うがいもこまめに行ってください。歯磨きが難しい時は、水で口をすすぐだけでも効果があります。また、だらだらと間食を取ると細菌が繁殖しやすい状態になってしまうので、食事や間食を取る時間を決めて、食べた後は歯磨きやうがいをするように心がけましょう。
歯茎が腫れている時、特にお痛みが出ている場合であってもその部分を過度に避けて磨くのではなく、優しく丁寧に磨いて汚れを落とすようにしましょう。強く磨いてしまうと、さらに腫れを悪化させてしまうことがあるので、注意してください。痛みが強い場所には、柔らかい歯ブラシでのブラッシングがおすすめです。
歯茎の腫れには、市販の抗炎症作用のある薬や洗口液を使用することで改善できる場合があります。ただし、自己判断はせず、歯科医師に相談することをお勧めします。
ストレスが原因で腫れている場合は、リラックスする時間をつくり、しっかり睡眠を取ることが大切です。
適度な休息やリフレッシュを心がけ、ストレスを減らすようにしましょう。
歯茎の腫れが続く場合は、すぐに歯科医に相談しましょう。早めに治療することで、症状の悪化を防ぐことができます。特に強い痛みや出血がある場合は、迷わず受診しましょう。
「歯茎が腫れる」という症状は、多くの方が体験されたことのある症状ではないでしょうか。何が原因で腫れているのかをしっかりと見極めて対処していくことが非常に重要です。痛みを伴わない場合でも虫歯や歯周病にかかっていることもよくあります。
ご自身で判断せずにかかりつけの歯科医に相談されることをおすすめします。
くろだ歯科医院では、痛みなどの自覚症状がない場合でも歯肉炎や歯周炎が認められる方には1~3か月ごとのメインテナンスをおススメしています。病状の進行を防ぐ、新しい病気を早期発見する…。内科的な健康診断は一般的ですが、まだまだ歯科は痛くなったときに行くところ、という認識の方が多いように感じます。
ぜひ、お口の中の不調にも目を向けていただき、将来多くの歯を残して生活できるよう大切にしていきましょう。
不安なときは、ぜひお気軽にご相談ください。
お口の健康から心の健康へ
健康なお口になったら次は口元の美しさを手に入れたい。大阪市東淀川区のくろだ歯科医院はその気持ちに応える「健康と美の一体型歯科医院」です。