当院では、一人のドクターは、一日最大一人の患者様にしかインプラント手術を行うことができません。
理由はインプラント手術が決して、簡単にできる施術ではないことと、またそのような考えで行うべきではないと考えるからです。患者様のお身体の状態の確認、院長を含めた他のドクターや手術助手との事前ミーティング、手術のシミュレーション、当日の手術準備などきちんと行うためには、「数」を求めることができないからです。また、インプラント手術は、体力はもちろん多大な集中力を必要とするため、一日に何件もみることは「質」の低下を招く恐れがあると考えています。
インプラント埋入後のメンテナンスに通っていただけなかったり、顎の骨の状態が良くないまま埋入に踏み切った場合などには、将来的にインプラント周囲炎を起こす可能性が高くなります。
顎の厚みが不足している場合であっても、ソケットリフトと呼ばれる術式で対応することは可能ですが、そのことを想定してもリスクを排除し切れないと判断したとき、当院ではインプラント治療をいたしません。
すべては、患者様の安全を最優先するためです。近年は不快感の少ない入れ歯も開発されていますので、そちらと合わせて、再度解決策を探っていきます。