オーセンティックバー
歯科医Sです。
正統派の、いわゆる「オーセンティックバー」が好きでたまに行きます。
酒棚(バックバーっていいます)にズラリと洋酒の瓶が並ぶ薄暗い、蝶ネクタイのバーテンダー氏が物静かに立ってシャカシャカとシェーカーを振って、てなところです。
若い頃は敷居が高く緊張して行ったものですが、お酒を覚えるようになると、その雰囲気やバーテンダーの手際よさを見るのが楽しみになりました。
僕はもっぱらウイスキーのソーダ割りやオンザロックを頼みます。家で飲むのと同じ銘柄でもバーでは全然味が違うのは不思議です。
氷の入れ方や注ぎ方で差が出るんです。やっぱりプロは凄い昔は味も分からないままカクテルをフラフラになるまで飲んだりしてましたが、
それぞれのカクテルの成り立ちの逸話を知ると、今はじっくり楽しむようになりました。
カクテルの王様といえばマティーニ
ドライジンとドライベルモットを3対1でシェイクしオリーブの実を入れる、ただそれだけなんですが、
ジンの割合を増やすほど粋だと云われ、ヘミングウェイは15対1で、
英国首相チャーチルはなんとベルモットの瓶を眺めるだけで飲んでいたそうです。
何かお洒落な話でしょ。こんな逸話がバーには沢山あります。
さて週末はまた馴染みのバーでもくり出しますか。